おすすめしたい学習法
みなさんは社会人になってからどのような勉強をしているだろうか。
そもそも勉強といえる行為をしているだろうか。
日々会社で行う業務内容、資格取得、顧客対応のために必要な他業界の知識習得。
社会の一員として働く以上、何かしらの勉強、学習は行っているかもしれない。
それらを自由に使える時間が少ない社会人が、効率的に学習する方法がある。
それがアウトプット志向型学習法だ。
アウトプット志向型学習法を身に着ければ、睡眠時間や自由に遊ぶ時間を削ってまで頑張る必要は無くなる。
そして日々学習した内容が身についてくる感覚も分かるようになる。
この記事では、ぜひ社会人におすすめしたいアウトプット志向型学習法をもっと具体的に説明していこう。
学生の学習法では遅い
そもそもみなさんは普段どのような学習方法を行っているか。
人によって方法は異なるかもしれないが、多くの人は今まで学生の頃に学校でしてきた学習方法そのままを流用しているのではないだろうか。
参考書を読み込んで重要そうな箇所には付箋を貼ったりラインマーカーを引いたり。
そして問題集をとにかく何週も繰り返し解く。
計算問題をとにかく解いて覚えた数学や、暗記一筋でやり過ごしてきた生物や社会などと何ら変わりのない学習方法。
資格取得ならこの方法でいけるかもしれない。
だが、社会人としてのスキルを磨いて地位や年収などのステップアップをしたい時、転職したい時、人として何か一芸欲しい時、今までの学生の頃の学習方法で学ぶのは、とてもとても効率が悪い。
場合によっては、どれだけ時間かけても努力が水の泡になるかもしれない。
なぜなら、スキルが本当に磨けたのか、本当に転職が成功したのか、本当に一芸習得できたのか、これらは学生の頃のような期末試験で合格点数が計れるものではないからだ。
スキルが磨けたかどうかは、日々の(常に本番の)環境で実際に行動に移して分かるものだ。
また、社会人は時間が無い。
基本的に1日8時間の仕事に週5日も時間を費やしている。
勉強することが仕事のようなものだった学生の頃とは全く環境が異なる。
アウトプット志向型学習法のやり方
では、その限られた時間の中でどのように効率的な学習ができるだろうか。
それが、タイトルに書かれたアウトプット志向型の学習である。
やり方は簡単。
学びたい分野の参考書を数冊読む。そしてすぐに日々の業務や生活でアウトプットする。
学生の頃の学習方法と違うのは、参考書を読み込む必要がないこと。
マーカーで線を引く必要はないし、書かれていることを覚えよう!と意気込む必要もない。
参考書を数冊、2,3冊読めばたいてい重要な単語や注意しないといけないことは分かるだろう。
そしたら次はアウトプットの作業に移る。
今の業界、分野でスキルアップしたい人なら、もうその場が本番お披露目なのだから常に新しく覚えたことを使えばいい。
資料作成や企画発案、雑多な地味な作業にも、色んなところに目を向ければ力を発揮できる場所はきっと多くある。
一芸身に着けたい人なら、すぐに自分の実力を一目にさらすことだ。
YouTubeなどの動画配信サービスや、それが恥ずかしいならTwitterやインスタのストーリーなど手軽なSNS。または、仲間内のライングループでもいい。
とにかく成長する過程も常に一目にさらす。
完成してから披露しようとしても、それまでに自分の興味が失ってしまうかもしれない。
最初は笑われる可能性は無くは無い。
だが、ずっと失敗する過程をさらすことで、自分も意固地になって成長しようとなるし、いつの間にか周りには応援してくれる人が増えてくる。
参考書を読む時間よりもとにかくアウトプットする時間を早く設けて、そっちのほうに多くの時間を割こう。
さいごに
当方4月で社会人3年目を迎えるまだまだ若手のぺーぺーSEである。
さらに入社してから8割くらいは自宅勤務だった。
あまり同僚と交流する機会がなかったからか、今になって会社に集まって研修を行うようになった。
その際に研修として使った本が「30歳からの成長戦略」だった。
そう、アウトプット志向型学習はこの本に書かれていた。
むしろここ以外読んでないから、他になに書かれているのか自分は知らない。
何かを学ぶ上でアウトプットは大事である。とよく理解している人も多くいる。自分もそうだった。
だが、具体的にどうアウトプットすればよいか分からない人も多い。
だが、この本は教えてくれた。
アウトプットする機会をより早く設けることで、失敗することのハードルを引き下げてくれる。
失敗して当たり前、別に恥ずかしいことじゃない。
そうやって気軽にアウトプットできるようになれば、いつの間にか成功といえる基準にまで上り詰めているだろう。