決済・送金ができるウォレットアプリ「Kyash」
Kyashで発行できるKyash Cardは決済ポイントが1.0%、さらに別のクレジットカードを紐づけることでポイントの2重3重取りもできるとても画期的なカードです。
Kyashのもっと詳しい情報はこちらをどうぞ。
そんなKyashが12月1日に新たなサービスを発表しました。
Kyashにお金を預けて利息が貰える!
Kyashを提供するKyash株式会社のビジョンは「新しいお金の文化を創る」として、これまで銀行、カード会社の枠組みに縛られないサービスを提供してきました。
そして今回さらにバンキングに近づいたサービスを発表しました。
それが「残高利息」サービスの開始。
銀行口座などからKyashにチャージした残高に年利1.0%の利息が毎月付与されるようになるんです。
追記
預金利息サービスが始まる1日前の12月7日に、預金利息サービスの内容見直しが発表されました。
当初予定していなかった混乱が生じる懸念があったそうです。
本来でしたら12月8日から始まるのですが、今後はこの「預金利息」サービスの名称、内容ともに変更してまた新たなサービスを発表することが決まりました。
それがいつになるのかはまだ分からないところです。
今後も最新の情報を追ってこちらの記事でも更新を掛けていこうと思います。
通常の銀行口座で適用されている利息は年利0.001%。
それに比べてkyashでは年利1.0%ですから違いは一目瞭然です。
100万預けたら銀行では10円ですが、Kyashだと1万円の利息になります!
残高利息の対象となるのは下記の表の通り。
入金方法 | 利息の対象 |
---|---|
銀行口座 | 〇 |
セブン銀行ATM/コンビニ | 〇 |
ペイジー | 〇 |
クレカ/デビット/Kyashポイント | × |
主に「Kyashマネー残高」と言われる現金からのチャージが残高利息の対象となるわけです。
利息は毎日23時59分に計算されまとめて付与されるのは毎月1日。
付与される利息は「Kyashバリュー」という現金として引き出すことができない分類のマネーとなります。
なんで利息は現金にできないかというと、銀行業免許を持っていないため利息分は預金と同じ扱いができないからです。残念。
また、残高利息を受け取るためのさらなる条件としてKyashの本人確認が済んでいること、毎月1回はKyashで決済があること。
条件自体は全然楽にクリアできます。
ただ不安な点として、はたしてKyashに多額のお金を預ける安心はあるのか、ということ。
こちらの点はKyashに預けられる残量は全額外部に供託されるため、万が一Kyashが倒産しても100%保証されるとのこと。
ただし今後はKyashの信頼も大きくなるにつれて残高もKyashが管理することも考えられます。
いきなり数十万の多額な金額は預けられない方も、まずは毎月kyashで決済に利用する金額分だけ事前にチャージして少額から利息を受け取るのもおすすめです。
しれっと改悪も...クレカチャージ決済のポイント付与が少なくなる...
残高利息のサービスが始まる12月8日のKyashアプリアップデートに合わせて、その他の機能、サービスについても多少の変更が加えられます。
その一つが、ポイント還元の上限の変更。
追記
「預金利息」サービスが見直しされますが、こちらのポイント還元の上限変更は予定通り12月8日から運用されるようです...残念...
KyashではKyash Card、Kyash Card Lite、Kyash Card Virtualの3つのカードを発行しており、それぞれ決済時のポイント還元率、還元上限額が異なります。
12月8日のアップデートではその還元上限額が以下の表の通りに変更がなされます。
カード種別 | 入金方法 | 還元率 | 還元上限額 | |
---|---|---|---|---|
変更前 | 変更後 | |||
Kyash Card | 登録カード | 1.0% | 1200P/月 | 500P/月 |
Kyash Card Lite Kyash Card Virtual |
0.5% | 600P/月 | 250P/月 |
3種類のKyash Cardにチャージする方法は銀行口座、ATM、クレカやデビットカードなどの登録カードから、の主に3つの方法があります。
そのうちポイント還元上限額に変更があるのは登録カードからのみ。
今まではKyash Cardでは月1200Pまで、還元率1.0%なので月12万円まではポイント還元対象となっていましたが、12月8日以後は登録カードからチャージ分の決済については月500Pまで、つまり月5万円までしかポイント還元対象となりません。
他2種類のKyash Card Lite、Kyash Card Virtualでも登録カードからチャージ分の決済についてはつき250P、つまり2.5万円までしかポイント還元対象となりません。
変更前に比べて半分以下という大分シビアなアップデート…一部のKyash利用者にとっては改悪だ!と叫びたくなる変更です...
なぜ登録カードからの決済のポイント還元上限額を下げるのか、それは残高利息の対象となる銀行口座、またはATMから現金でのチャージを促したいからでしょう。
Kyashの今後のビジョンとしてもバンキングサービスを強化したいところなのでKyashにお金を預けてそこから決済してほしい思惑が見えてきます。
ただ、Kyashにお金を預けることで利息も付いてくるので無条件に改悪とも言い切れないところ。
利用次第では登録カードからチャージしてKyashで決済するよりもお得になりうる可能性もあります。
結構便利だった登録カードからの指定金額入金機能も廃止に...
さらにもう1つ変更が加えられるのが、登録カードからの指定金額入金機能の廃止。
追記
「預金利息」サービスの見直しとともにこちらの登録カードからの指定金額入金機能の廃止は、延期となりました。
変更というより廃止です。廃止。
これって結構便利な機能でして、毎月決まった額を事前にKyashにチャージすることで無駄遣いを減らすことができることができるんですよね。
Kyashをお小遣い専用、もしくは食費専用のカードとして利用することで今月はあとどれくらいのお金が使えるのかなとアプリで簡単に可視化もできるので、この指定金額入金機能を使っていた方ってかなりいるんじゃないかと感じます。
ですが残念なことにこちらの機能も廃止となります。
それは困る!と嘆く方も多くいらっしゃると思いますが、登録カードからの指定金額入金ができなくなるだけで銀行口座からの入金はこれからも金額指定での入金ができます。
なので今後は銀行口座から毎月決まった金額を入金してね、とKyash公式でも言っています。
残高利息もあるから我慢してね!ということです。
今後のサービス強化も期待できる!
以上が12月8日のアプリアップデートで新しくなるサービス、機能でした。
預金残高に利息が年利1.0%も付与されるのは正直驚きのサービスです。
他の大手銀行の普通預金の利息がほぼ無いような利率の中、Kyashの利率1.0%には今後もバンキングサービス強化していくからよろしく、という挑戦状に感じられます。
残高利息サービスと合わせてしれっと改悪された機能もありますが、残高利息、口座入金、ATM入金などを上手く使いこなせば、登録カードからのチャージにも負けない利便性も秘めていると感じています。
ちなみに私はその利用法を検討中です...
今後もKyashのサービス強化に期待がかかって目が離せません。